「不用品をいくらで回収してもらえるか調べていたら、買い取ってもらえるという話を聞いてビックリ!」という人もいるのでは? そうなんです! 再利用できる物に限っては、捨てるはずの品物に値が付くこともあるという、棚ボタのような話もたまにあります。それは…?
買い取ってくれるかどうかは、業者によって違う
通常の不用品は、回収してもらう時に費用がかかるのが常識です。ところが、たまに「回収の見積もりを立ててもらったら、健康器具とテーブルセットに値が付いてしまった! 」という幸運な人がいます。
ところが、「じゃあうちの不用品も買い取ってもらおう」とあれこれ業者を探しても、まったく買い取ってもらえなかった! という残念な人もいます。
これは“運”としか言いようがないのですが、何を買い取ってくれるかは、業者によって本当にまちまちです。「引き取りにはお金がかかります」と言われる場合もあるし、「無料で引き取りましょう」と言われることもあります。
「買い取りならラッキー」ぐらいの気持ちが大切
ここで大事なのは、不用品を処分する人のマインドです。「1円でも高く売りたい」とあれこれ考えすぎると、無駄な時間を膨大に使ってしまう可能性があるからです。特に引越しなどの予定がある人は、他にやらなければならないことも山積みでしょう。わずかな買い取り料を得るために、多くの時間を割いてしまっては、肝心のことがおろそかになってしまうかもしれません。
「何かしら買い取ってもらえればラッキー」ぐらいの気持ちでいると、不用品回収の見積もりを取ってもらうついでに、1~2点を買い取ってもらえることもあるかもしれません。
でも、もしも「これは絶対に値が付く!」と確信できる物がある人は、インターネットで「リサイクル 買い取り」と検索してみましょう。それらしき業者がズラリと出てくるので、ホームページなどで良さそうなところをピックアップして、問い合わせてみるのも一案です。
ただし、検索で業者を選ぶ場合は、悪徳業者にあたってしまうこともあるので注意が必要です。
不用品買い取りには、トラブルもあるので要注意!
実は今、不用品回収業者のトラブルは増え続けており、国民生活センターへの問い合わせも多いようです。
当サイトで良心的な業者をしっかり見極めていただければ安心なのですが、インターネットの検索やチラシなどで見つけた業者の中には、利益だけが目的の業者もいるので注意をしましょう。
たとえば、こんなトラブルの事例もあります。
回収した後に追加請求をされた、Aさんのケース
ある日ポストの中に「不用品 高価買い取り」と書いたチラシが入っていたのを見たAさん。「引越し代もけっこうかかるし、少しでも費用の足しになれば」と、見積もりを依頼したところ、「無料で引き取りますよ」とのこと。お金がかかるよりはいいかと、そのまま引き取ってもらったところ、後になって「処分にお金がかかったから」と追加請求をされてしまいました。
Aさんは業者が来た時、無料だからと見積書ももらわず、何も確認しませんでした。追加請求などのトラブルにならないよう、細かい確認をすることは重要ですね。
電話での見積もりと実際とがまったく違った、Bさんのケース
インターネットの検索で「パソコン 高価買い取り」と宣伝している業者を見つけたBさん。「これは高く売れるかもしれない!」と電話で問い合わせたところ、「そのパソコンなら1万円で引き取れますよ」と言われ、大喜びでした。
ところが、実際に来た担当者は「これは買い取りはできませんよ。回収費用に3,000円かかりますね。役所に頼んだらもっとかかりますよ。どうしますか?」と迫られ、怖くなったBさんは、言いなりになってお金を払ってしまいました。
Bさんは、その日家にひとりだったこともあり、何かあっては怖いと断り切れなかったのです。でも、業者から迫られた時に、「お断りします!」とキッパリ言える勇気を持つことも大切ですね。
買い取ってもらえる可能性のある物は?
何を買い取ってもらえるかは、まったくもって業者次第ですが、比較的買い取ってもらえる可能性の高い品物をご紹介しましょう。
買い取りの可能性が高い品物一覧
5年以内の2ドア冷蔵庫
電化製品に関しては、購入後5年以内の物なら、買い取ってもらえる場合があります。電気冷蔵庫は、リサイクル品を買うのが若い人が多いため、容量の多いタイプよりも少な目の2ドアタイプが売りやすいでしょう。
製造後3年以内の地デジ対応テレビ
テレビに関しては日進月歩なので、製造から3年以内で地デジ対応というのが、ひとつの目安です。
人気の高いオーディオ機器
オーディオに関しては、専門のリサイクル業者もいます。人気の高いオーディオ機器であれば、買い取ってもらえるかもしれません。
パソコン
パソコンは内部のCPUなどを再利用できる物であれば、無料またはいくらかで買い取ってもらえる可能性は高いでしょう。
ブランド食器
有名ブランドの食器は、買い取り価格はかなり安いかもしれませんが、引き取ってもらうことはできそうです。
子どものおもちゃ
子どもに人気のある電車のおもちゃやミニカー、ラジコン、フィギュア、ドール、レトロ玩具などは、需要が高いので買い取ってもらえる可能性は高いです。専門の買い取り業者に見てもらった方が、価値がわかってもらえるかもしれません。