遺品整理まとめ|遺品整理サービスが急成長する社会背景や取り巻くサービス業態

遺品

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遺品整理は高齢化社会が生んだ新たなサービス産業

世はまさに“超高齢化社会”。総務省の統計によると、日本の65歳以上の高齢者人口は3461万人(2016年9月15日現在)と、総人口の実に3割近くを占めています。高齢者の数においても、また高齢化の進行度合においても主要先進国のトップを独走する日本で、いま一躍注目を浴びているのが「遺品整理サービス業」という業態です。

高齢者世帯の増加で、一躍注目を浴びる「遺品整理業」

「遺品整理業」と聞いても、身辺に高齢者のいないご家庭では「そんな業態があった?」と思う人もいるかもしれません。遺品整理業とは、大切なご家族を亡くされた遺族が、故人の遺品の整理を託する業者のことです。

一昔前までは、遺品の整理といえば遺族が行うのが当然でした。しかし高齢者が急増したことで単身の高齢者が増え、遠方に住んでいる遺族が片づけをできないなどの理由から、遺品整理業者に頼まざるを得なくなったのです。不用品回収業者が遺品の整理を兼ねて片付けを行うケースも多く、遺族が故人の自宅に出向かなくても遺品が整理され、部屋の掃除からゴミ処理までを行ってもらえるサービスを利用する人は少なくありません。

遺品整理の現場で急増する、遺族とのトラブル

遺族にとって遺品は、故人の思い出が沢山詰まった手放し難い形見であると同時に、それがあることで故人の記憶が蘇ってしまう、非常に辛い物でもあります。どこまでを残し、どこまでを捨てるか、その線引きは非常に難しく、一朝一夕にマスターできる仕事ではありません。

ところが、遺品整理業者の数は年々増えるものの、それに伴う法整備が追い付かず、遺族とのトラブルが後を絶たないのが現状です。遺品整理業者が法外な金額を請求してきたり、遺品の不当な買取や処分品の不法投棄、貴金属の無断回収なども行われています。

「故人の大切な物だったのに、ゴミのように扱われてしまった」「大切な遺品を廃棄処分されてしまった」といった、遺族の心を踏みにじるような行為も後を絶たず、中には法的責任を問われるようなケースに発展する場合もあります。

「遺品整理士」の認定資格を取得する不用品回収業者もある

こうしたトラブルの急増を重く見た業界では、一般社団法人遺品整理士認定協会を設立し、遺品整理のプロフェッショナルを養成するために「遺品整理士」という認定資格を設けました。

遺品整理士は、遺族に対する真の思いやりを持ち、清潔な身だしなみで業務にあたること。故人に対する敬意を忘れず、お仏壇がある場合は必ず手を合わせ、遺品を自分の家族の物のようにあたることを原則としています。また、廃棄物やリサイクル品の取り扱いに対する法規制や、遺品整理業特有の事項など、遺品整理に必要な正しい知識を持つことも求められています。

こうして知識面・メンタル面で磨き上げられた遺品整理士の有資格者を雇う不用品回収業者も、最近は多くなってきました。「大切な故人の遺品を、大切に扱ってほしい」と願うなら、遺品整理士を有する不用品回収業者に依頼をするのが、最良の方法でしょう。

処分する遺品は、「お焚き上げ」を行うことで気持ちも穏やかに

遺品整理を行った後は、故人の愛用品や、お守り、写真、人形といった念のこもった物を処分しなければなりません。「故人が大切にしていた物だから、そのまま廃棄してしまうのは忍びない」という人も少なくないでしょう。

そのような場合は、遺品整理業者に依頼して、「お焚き上げ」の供養をしてもらうこともできます。お焚き上げとは、日本で昔から行われてきた処分方法のひとつです。“不用になった物を、感謝の気持ちを込めて天に返す”という意味があり、神社などで年末にお札やお守りなどのお焚き上げを行うのも、これと同じ意味合いです。

故人の大切にしてきた品物を、炎で浄化して天に届けるという考え方は、もともとは密教の護摩業に由来しています。密教において火は神聖なものとされ、炎の力で人や物を清めることができるとされているのです。遺品をそのままポリ袋に詰めて捨ててしまうことを思うと、こうして炎で清めてもらうことができるなら、遺族としても心置きなく遺品整理を依頼することができるでしょう。

これだけは知っておきたい、遺品整理の基礎知識

空き部屋

そもそも遺品整理とは、どのように行うのが理想なのでしょうか?ひとり暮らしの親が山ほどの荷物を家にかかえたまま旅立ってしまうと、残された遺品を前に困るのは子どもたちです。離れて暮らしていれば、どれが親にとって本当に大切な物なのかも、把握することは難しいでしょう。

一番理想的なのは、親自身が生前から旅立つ日のことを意識して、少しずつ遺品整理や形見整理を行っていくことです。しかし、預貯金や不動産などの遺産整理に関しては準備を忘れない人でも、こと遺品となると意識が薄いケースも多々あるようです。「もったいなくて捨てられない」「思い出の品だから」といった気持ちも強く、現実には物に囲まれたまま旅立つ人が少なくありません。

こうした現状から、遺品整理はどうしても遺族が故人に代わって整理をすることになり、それができなければ不用品回収業者に遺品整理を依頼しているのが現状です。

そもそも遺品整理とは?

遺品整理は「遺品処理」や「遺品処分」「遺品回収」とも呼ばれ、故人が残した品々(遺品)を丁寧に整理することを差します。遺品には家電製品から衣類、生活雑貨、貴金属、手紙、日記までさまざまな物があります。故人の家族や親族にとって、遺品を整理することは故人との思い出を振り返ることでもあり、ときにはそのことによって悲しみをより深めてしまう場合もあります。

また、もしも故人の自宅が借家だった場合は、決められた日までに部屋を明け渡さなければなりません。ゆっくり遺品の整理をしている余裕もないため、法事が終わった後すぐに形見分けをし、遺品整理をする必要があります。

しかし、亡くなった直後の遺族は悲しみの気持ちが強く、「まだ父(母)がこの部屋で暮らしているような気がして、とても遺品を整理する気持ちになれない」という人もいるでしょう。「遠方に住んでいて、義理の親の介護で家を空けられない」という特別な事情がある人もいます。このようなケースの場合は、無理をして生活に支障をきたすよりは、遺品整理業者に依頼をして片付けてもらった方が賢明です。その際は、くれぐれも信頼できる業者を選び、後に悔いを残さないようにしたいものです。

遺品整理の方法については、下記の3つのケースがあります。

【ケース1】生前からご本人と遺族が話し合って、遺品整理や形見分けを行う場合

遺品整理の理想的なケースともいえるのが、生前からの準備です。故人がご存命の間に親子(または親族)で話し合い、旅立った後に残しておきたい物は何か、処分していい物はあるのかなどをじっくりと煮詰めておくのです。言ってみれば、親子が共同で行う“実家の断捨離”です。

たとえば、父親が宝物のように大切にしているギターがあったとしたら、「私の死後はこのギターをおまえに譲る」と息子と約束しておくこともできるでしょう。大事に取っておきながら、まったく使っていない高価な食器があれば、「私はもう料理は作らないし、使うことはないから、あなたに譲ります」と娘に伝えることもできます。

また、「洋服は私がいなくなったら、すべて処分していいわ。ただ着物だけは、代々受け継いでいる物なので、できればお嫁さんに受け取ってもらいたい」と、捨てる物と残しておきたい物を、ご本人の同意の上で決めることもできるでしょう。そのことによって、故人はこの世に思い残すことも無く、安心して天国へと旅立っていくことができます。残された家族も、遺品整理に苦労することなく、“理想的な終活”を行うことができるのです。

ただし、生前の遺品整理を試みた家族の中には、「いま使っている物なのに、何で処分しなければいけないの?」と親から反発されてしまうケースも少なくありません。高齢者の多くは物資の少ない時代に育っているため、「物を捨てるなんてもったいない」という気持ちが非常に強く、生前の遺品整理は難航することが往々にしてあります。このような場合は、けっして無理をせず、ご本人の意思を大切にしながら少しずつ整理を進めていきましょう。

【ケース2】遺族が故人の代わりに遺品整理を行う場合

身内が突然亡くなってしまったり、最期まで遺品整理ができずに亡くなった場合などは、遺族が故人の代わりに遺品整理を行います。

しかし、70代・80代の方々は、貧しい時代から豊かな時代へと移行した世代。物が捨てられない上に購入するものやいただき物も多く、驚くほど沢山の物に囲まれて生活してきた人が大勢います。そのため、遺族が故人に代わって遺品整理をしようとすると、あふれるほどの物を前にして途方に暮れることになってしまうのです。

今でこそ終活の大切さが叫ばれ、あちこちでセミナーなどが開かれていますが、それに参加している方々は60代から70代前半が中心。いままさに遺品整理を必要とする年代の方々は、遺品整理という言葉も知らないままに生活しています。当然ながら「あちらに行くまでに物を少なくしておかなければ」という意識は薄く、沢山の物に囲まれたまま旅立つことになります。

しかし、「もったいない」と残しておいた品物も、あの世にまでは持って行くことができません。遺族は残された品物をひとつずつ丁寧に見ながら、親族を失った悲しみに暮れつつ、大変な思いで遺品整理を行うことになります。

とはいえ、愛すべき家族が自分の遺品を整理してくれることは、故人にとっては嬉しいことでしょう。事情が許すのであれば、遺族だけで遺品整理をしてあげるのが、故人にとって何よりの供養かもしれません。

【ケース3】遺族の依頼によって不用品回収業者が遺品整理を行う場合

ご高齢の方が亡くなる場合、遺族の年齢は50代~60代が多く、自分自身も仕事や介護などの事情を抱えて多忙を極めているケースが多々あります。さらに遠方に住んでいる場合などは、遺品整理をやってあげたくてもできない、物理的な理由があるでしょう。そのような場合には、遺族は涙を呑んで自分が遺品整理をすることを諦め、不用品回収業者に依頼をするしかありません。

ところが、実際に遺品整理を依頼した人はどうかというと、当初の不安は払拭され、「思い切って頼んで本当に良かった」という感想を述べています。遺品整理に多くの実績を持ち、信頼のおける不用品回収業者が行う遺品整理サービスは、故人や遺族の思いを十分に組んだ真心のサービスを行ってくれるからです。

遺族と同じように遺品をひとつずつ確認し、心から満足してもらえるよう最善の判断をしてくれるのです。たしかに遺族が遺品整理をするのがベストの方法ではありますが、身内が髪を振り乱して必死になって遺品整理をする様は、故人としてもけっして望んではいないでしょう。

不用品回収業者が行う遺品整理サービス

遺産整理を不用品回収業者に依頼した場合は、いったいどのようなサービスがあり、どのような流れで作業が進んでいくのでしょうか?サービスの内容や質は業者によってバラつきがありますが、ここでは一般的な遺品整理サービスの内容についてご紹介します。

遺品の供養から部屋の掃除まで頼める、遺品整理サービス

遺品整理サービスは、故人が残された数々の遺品を遺族の代わりに整理するのが、基本的な業務です。その他に、オプションで下記のようなサービスを付けることができます。

  • 故人の思いがこもった品を供養する「遺品の供養」
  • お部屋の消臭・消毒・クリーニングを行う「ハウスクリーニング」
  • 形見分けの品を親族や知人に配送する「形見品の配送」
  • 行政への手続きを代行する「代行手続き代行」

プロが行う遺品整理の流れ

① 遺品整理を依頼する業者を決定

まずは遺品整理を行う業者に、電話やメールなどで連絡を入れましょう。電話口でいろいろと聞くこともできますが、最終的な料金などは見積もりによって決定します。数社に連絡をとって、一番印象や条件の良い業者に依頼するのがベストの方法です。

見積もりの日時を決めると、業者がやってきて現場を確認し、見積書を渡されます。廃棄物の量や作業員の人数などによって料金を決める業者もあれば、「何部屋で何トントラックの場合はいくら」と、わかりやすい料金設定になっている業者もあります。作業が終わった後に、追加料金を請求されて揉めるといったトラブルも多いので、見積もりの際にはその辺をしっかりと聞いておいた方が良いでしょう。

繁忙期でなければ、電話を入れてから見積もりまでさほど日数はかかりません。通常は1~2日、早ければその日のうちに見積もりに訪れることもあります。また、丁寧に仕事を行う業者の中には、見積もりから遺品整理までの間にスタッフが訪問し、事前のミーティングを行う場合もあります。

② 遺品整理の作業を行う

遺品整理の当日は、専門の作業員がやってきて、遺族の希望を聞きながら丁寧に作業を進めていきます。遺族が遠方で立ち会えない場合は、業者のみで行うケースもあります。

貴金属や時計など、貴重品と思われる物は別の場所に取り置き、廃棄物にする物は仕分け作業を行った上でトラックに積み込みます。荷物を積み込んだ後は、室内や水回りの清掃・現状回復作業を行って、業務終了です。

便利屋やリフォーム業を兼ねている業者などは、オプションで骨董品の買取や植木の枝切り、庭石の処分、エアコンの取り外し、家屋の解体、リフォームまで任せられる場合もあります。

③ 現金または振込にて料金を支払う

業務終了後は、代金を現金または振込にて支払い、遺品整理は完了です。遺品整理にかかる作業は、通常1日で終わります。遺族が自力でやろうとすると、遺品と向き合いながら何日もかけてやることになるため、遺品整理業者に依頼をする人が増えているのも頷けます。

お部屋で亡くなった場合の「特殊清掃」とは?

「親からしばらく連絡がなかったと思っていたら、まさか亡くなっていたとは」。このような予想外の事態によって、身内の方がお部屋で亡くなられた場合には、通常の片付けや掃除の他に「特殊清掃」を行う必要があります。

特殊清掃とは、主に一人暮らしの方が孤独死された場合や、自殺された場合などに行う特殊な清掃作業です。亡くなられた場所の汚染除去をはじめ、体液の除去、消臭、害虫駆除、残置物の処理などを行います。この作業は遺族が自力で行うことは難しく、専門的な知識と技術を持つ業者が業務用の専用溶剤を使い、除菌・抗菌・消臭・消毒・オゾン脱臭などを行うケースが大半です。

たとえば夏場に亡くなられた場合、人の身体はわずか2日間で腐敗します。訃報を聞いて遺族の方が駆け付けた場合でも、お部屋に入ること自体、精神的に辛くなる場合もあるでしょう。また、お部屋に入る際には、まず空間に飛び散るバイ菌の殺菌消毒をしてから入室しなければなりません。

もはや遺族の手だけで解決できる範囲を超えているため、警察への連絡や葬儀の手配を済ませた後は、一刻も早く特殊清掃の専門業者に依頼する必要があります。特に賃貸住宅の場合は、通常その月の月末までに部屋の清掃をして、出ていかなければなりません。

遺品整理を行う不用品回収業者の中には、特殊清掃まで任せられる業者もあります。その場合は遺産整理から不用品の処分・特殊清掃・ハウスクリーニングまでを一括で頼めるため、一度業者に依頼すれば、すぐに部屋を引き渡せる状態にまで回復してもらうことが可能です。

賃貸住宅やゴミ屋敷もスッキリ片付く「ハウスクリーニング」

一人暮らしの方が賃貸住宅で亡くなられた場合は、いい加減な状態で明け渡すと、膨大な敷金を追加徴収される可能性があります。できるだけきれいな状態に戻してから返す必要があり、遺産整理をお願いした際には、ハウスクリーニングも同時に頼んでおいた方が良いでしょう。

また、ゴミ屋敷のままで亡くなられた際は、遺品どころかゴミの片付けだけでも大変な作業です。ゴミの撤去とハウスクリーニングまでを一連で依頼すると、たった1日~数日できれいな状態に回復するので、長年の肩の荷が下りるかもしれません。

プロの遺品整理業者はここが違う!悪徳業者に要注意!

遺品整理を請け負っている会社は、実にさまざまあります。遺品整理専門の会社もあれば、不用品回収の会社が遺品整理を行うケース、遺品整理の依頼が多くなった便利屋が、本格的に乗り出したケースもあります。

中には「遺品整理の仕事が儲かるから」と、まったく畑違いの所から業界に参入してくる危ない業者まであり、「遺品整理を頼みたいけれど、トラブルが多そうだから怖くて頼めない」という人も少なくありません。でもご心配なく!プロの遺品整理業者と悪徳業者の違いさえ見抜ければ、誰でも安心して遺品整理を依頼することができるのです。では、その違いとは?

【1】「家庭系一般廃棄物収集運搬」の許可証を持っているか?

遺品整理業と名乗っている会社の中には、信頼度を高めるために「産業廃棄物収集運搬」の許認可を前面に出しているケースがあります。しかし遺品整理を行うために本当に必要なのは、産業廃棄物収集運搬の許認可ではなく、「家庭系(生活系)一般廃棄物収集運搬」の許認可です。

それはなぜかというと、遺品整理を行った際に出る不用品やゴミは、産業廃棄物ではなく家庭系一般廃棄物だからです。この家庭系一般廃棄物の許可証を持つためには、市区町村の役所で許可を受けなければなりません。逆に、産業廃棄物に関する許可証は、遺品整理にはほとんど必要ないのです。

実は、家庭系一般廃棄物収集運搬の許認可を受けて遺品整理を行っている業者は、まだ一握りしかありません。では、許認可を受けていない業者が遺品整理を引き受けた場合は、どうなるでしょうか?考えられるのは、家庭系一般廃棄物収集運搬の許可を持つ業者と提携して業務を行うか、市区町村の一般廃棄物受け入れ態勢に基づいて廃棄するか、もしくは「不法投棄」しかありません。

近年、この不用品回収業者による不法投棄が、大きな社会問題となっています。万が一故人の遺品が不法投棄されてしまった場合は、その業者に依頼した遺族まで責任を問われる危険性があるので、十分に注意しましょう。できれば家庭系一般廃棄物収集運搬の許可証を持つ業者に依頼するのが、賢明な方法ですが、そうでない場合は正当なルールに則って一般廃棄物を処理しているかどうかを確認する必要があります。

【2】「古物商許認可番号」をサイト上で公開しているか?

遺品整理を業者に依頼するにあたって、もうひとつチェックすべき許認可があります。それは「古物商」の許認可です。業者のサイト上に、この古物商許認可番号が表示されているかどうかは、必ず確認しましょう。

この古物商の許認可がないと、本来は遺品整理の業務はできないのですが、中にはこの許認可番号がないのに営業をしている業者もあるのが現実です。許認可なしに業者が遺品整理を行うことは許されない行為なので、古物商許認可番号の表示が無い業者に依頼をするのは避けることです。

【3】しっかりとした会社の沿革を持っているか?

業者のホームページには必ず「会社情報」のページがあり、そこに会社の設立年月日や、これまでの沿革、従業員数、提携企業名などが表示されています。しっかりとした基盤のある会社かどうかは、ここを見ればだいたい予測がつくでしょう。

満足できる遺品整理業者を見つけるためのポイント

業者

遺品整理を不用品回収業者に依頼するにあたって、どの業者を選ぶかというのは、非常に重要な問題です。遺品の中には貴重品や個人情報に関する物も数多くあるため、無断で売られたり不法投棄されてしまったら、大変なことになるからです。価格の安さだけに惑わされず、くれぐれも間違いのない業者に遺品整理を依頼しましょう。

満足できる遺品整理業者を見つけるためのポイントをご紹介します。情報に対して受け身にならずに、積極的に見積もりをとって、さまざまな点から比較検討することをお勧めします。

【ポイント1】複数の不用品回収業者を比較検討すること

遺品整理を業者に頼んで後悔した人の多くは、「ポストにチラシが入っていたから」「電話がかかってきたから」といった一方通行の情報だけで決め、あまり深く調べずに依頼をしています。しかし、向こう側からわざわざ営業をしかけてくるということは、裏を返せば営業しなければならないほど仕事が少ないということでもあります。

心から満足できる業者を選ぶには、自らモーションを起こすことが大切です。不用品回収業者の比較サイトで業者の評判をチェックし、遺品整理を行っている優良業者をいくつかピックアップしましょう。その上で3社ほどに候補を絞り、それぞれに連絡を入れて見積もりをとってもらうことをお勧めします。電話口での対応が良いかどうか、見積もりの際に「依頼するまで帰らない」といった強引な態度がないかどうかなども、大いにチェックする必要があるでしょう。

当サイトのランキングで上位にあげられている業者は、信頼して任せられる業者と考えて間違いありません。第三者の目から見た評判も冷静にチェックしながら、さまざまな点をしっかりと確認した上で、「この業者なら安心して任せられる」と思える遺品整理業者を選ぶことです。

【ポイント2】良心的な料金体系かどうかを確認すること

数社の業者から見積もりをとるとわかりますが、遺品整理の料金体系は、業者によってさまざまです。インターネット上に「1K 28,000円~」といった、いかにも安いと思わせる料金を提示している業者もありますが、見積もりをとってみたら、そこには運搬費が含まれていなかったというような業者もあります。

インターネット上に書かれている金額と、実際の見積もりの金額があまりに違う場合は、あまり信頼できない会社と思った方が良いかもしれません。良心的な会社は、少しでも見積りをわかりやすく表示するように、努力しているものです。

たとえば、良心的な会社の料金設定でいま多いのが、作業費も人件費もコミコミの明朗会計です。「2DKで2トントラックなら15万円」というように、最初から料金がキッチリと決められているので、後から「思ったより大変だったから追加料金を」というような泣き言を言ってくることもありません。

逆に、「特別価格 39,000円」などと曖昧な表示をしている業者は、要注意です。「すごく安い!」と思ってフタを開けてみたら、実は表示されていたのはモニター価格で、見積もりに来たら部屋に居座られて契約するまで帰らないなどという怖い事例もあります。

「基本金額20,000円」といった書き方をしている場合も、注意が必要です。それ以外の費用がいくらかかるのかが曖昧になっていたら、もしかしたら怪しい業者かもしれません。

おおよその遺品整理の相場は、戸建てで30~60万円、ワンルームで8~10万円程度。見積もりをとった際に、そこからあまりに外れる業者は、避けた方が賢明でしょう。

遺品整理後の廃棄物をどう処分するのかを、確認すること

良心的な業者は、遺品整理業務を行うのに必要な許可はきちんと取得していて、しかるべき方法で廃棄物を処理してくれるため、安心して任せられます。心配なのは、お金目当ての不法業者の存在です。間違ってこのような業者に頼んでしまうと、廃棄物の処分費用を抑えるために山中などに不法投棄をされてしまい、そこに故人の身元情報があって警察から問い合わせがきてしまうといった事例もあるのです。

警察から連絡を受け、あわてて業者に連絡をしたら、電話もつながらず行方不明などというケースもあり得ます。遺品整理の見積もりをもらったら、廃棄物の処分をどのように行うのかを、必ず確認するようにしましょう。

業者の身なりや言葉遣いを確認すること

しっかりとした遺品整理の業者は、見積もりをとる段階からきちんと制服で訪れ、言葉遣いも教育されています。私服で訪れ、敬語も使えないような業者には、どんなに安くてもまず頼まない方が良いでしょう。

「料金が安いから」といって、身なりやマナーの悪い業者に依頼してしまうと、たとえ何事もなくても「貴金属がもっとあったはずだけど、これしか無いなんておかしい」などと疑ってしまうかもしれません。業者は家の中に入って遺品整理をするわけですから、もし貴金属が盗まれてしまっても、闇に葬られてしまう可能性は高いでしょう。実際、タンスの中にあった指輪などが業者によって無断で回収され、売却されてしまっているケースは沢山あります。

遺品整理まとめ

遺品整理は、ただ単に部屋がきれいに片付けば良いというものではなく、故人の人生の最終章を締めくくる非常に大事な作業です。そして遺族にとってもまた、故人との思い出をより良い形で残すための、極めてナイーブで感慨深い作業です。

「大切な人がもうこの世にはいないことを、認めたくない」という遺族の気持ちとは裏腹に、遺品の整理は待ったなしでやってきます。こうした遺族の複雑な気持ちにきめ細かく対応し、良心的な遺品整理を実行してくれる業者というのは、現状ではまだそう多くはありません。しっかりと業者の情報を調べ、スタッフの印象も確認した上で、慎重に選ぶようにしましょう。

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