「ベッドが必要なくなった」「新しいベッドに買い替えた」という時、古いベッドはいったいどうやって捨てたらベストでしょうか? 木製ベッドなら手間暇かけて切り刻み、燃えるごみに出すのもアリでしょうが、それって本当に労力に見合っている? それとも他に方法は…?
いらなくなったベッドの処分は、本当に大変です! 掃除機のようにヒョイッと持ち上げてごみ処分場に運べるものは別として、大物の家具などはお金をかけてでも無理をせずに処分するのが、賢明な方法と言えるでしょう。
この記事の目次
一番いいのは、家具店に引き取ってもらう方法
新しいベッドと入れ替えなら、とても楽チン
新しいベッドを買い替えるために処分したい人は、購入先のショップに引き取ってもらうのがベストです。購入時に古いベッドを引き取ってもらえるかどうか確認し、可能であれば商品の搬入時に入れ替えで引き取ってもらえれば、手間も省けますね。
引き取りが有料の場合や、引き取りをやっていないショップもある
ただし、引き取りに3,000円以上かかる場合や、引き取りそのものを行っていない家具店もあります。もし引取りを行っていない場合は、搬入日に合わせて自分で引き取りの手配をしないと、「今夜はお客様用のふとんで寝なければ」という状況になってしまうこともあるでしょう。
また、ショップによっては「室外にマットレスを出してほしい」と言われる場合もあります。そう言われた場合、2名以上の男手があれば別ですが、通常は断った方が良いかもしれません。2m以上もあるベッドを室外に出す作業は、並大抵ではありません。
一部の高級ベッド以外、リサイクルはほとんど無理
「愛着のあるベッドだから、このまま捨ててしまうのは切ないし、できれば誰かに引き取ってほしい」という人も多いかもしれません。その場合、まず思い浮かべるのはリサイクルショップです。ベッドは耐久性が高いので、多少古くてもまだまだ使える物も少なくありません。ところが、現実はどうかというと、ベッドをリサイクルショップに出すのはちょっと難しそうです。
ごく一部の有名な高級ベッドであれば、10年以内の物なら、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性はあります。しかし、ベッドは人が寝起きをするための家具なので、衛生面も考えて、ほとんどのリサイクルショップでは引き取ってもらえません。
「マットレスが無理なら、土台だけでも」という場合は、リサイクルショップよりもネットオークションに出した方が、使いたい人が現れる確率は高いでしょう。
ネットオークションなら、売れる可能性はアリ!
ベッドのリサイクルを考えるなら、ネットオークションに出してみるのもひとつの手です。ネットオークションを見ている人の中には、「多少古くてもいいから、大学時代にアパートで使うベッドがほしい」という人もいて、格安であればベッドの土台だけでも希望者が出る可能性はあるでしょう。
ただし、画像をアップしたり、落札者がいるかどうかチェックするなど、煩雑な作業があることは覚悟しておきましょう。万が一配送の不備などがあると、低い評価や辛口の口コミを入れられてしまうこともあるので、十分注意したうえで臨むことが大切です。
また、オークションに出す場合はいつ引き取ってもらえるかがまったく見当がつかないので、引き取り手が見つかるまで新しいベッドを入れることはできません。
自治体の粗大ごみ回収に出すのは、ものすごく大変
家具店の引き取りもリサイクルも無理となると、後はもう自分で処分するしかないでしょう。
自治体でやっている粗大ごみ収集に、出せないわけではありませんが、決してお勧めはできません。なぜなら、自治体の粗大ごみ回収はベッドを屋外まで出さないと持って行ってもらえないため、非常に大変な労力がかかるからです。
それだけ頑張って運び出しても、自治体によってはある程度の金額がかかる場合があります。たとえば埼玉県さいたま市の場合は、スプリング入りマットレスは「特定適正処理困難物」とみなされ、2,160円の費用がかかります。
また、ベッドの土台が2m以上ある場合は、引き取りを受け付けてもらえません。土台が組み立て式になっている場合のみ、何とか工具を使って分解し、出すこともできるでしょう。
しかも、自治体の粗大ごみは指定日に出さなければならないので、こちらの都合は一切考慮してもらえません。繁忙期は相当待たされることもあり、下手すると「新しいベッドが先に届いてしまった」というような、笑えないことも起こり得るでしょう。
ベッドの処分は不用品回収業者に頼むのがベスト
電話1本で、希望する日に回収してもらえる
ベッドを処分する場合は、不用品回収業者に引き取ってもらうのがベストの方法と言えます。回収費用は土台とマットレスの両方で5,000円~7,000円ほどするため、決して安い金額ではありませんが、回収業者なら電話1本で希望する日に回収に来てくれます。
また、新しいベッドを購入する場合はお届け日の都合があるので、当日朝に搬出し午後に届けてもらうというような、絶妙のタイミングを必要とします。それを実現できるのは、不用品回収業者しかいないでしょう。
手間暇を考えると、やっぱりお得なのは不用品回収業者
「不用品の処分にお金を払うなんて」と考えるのは当然のことですが、大物家具や処理が大変な物、自治体で引き取ってもらえない物などは、やはり不用品回収業者に任せるのがベストの方法です。
そのため、新しいベッドを買うときは「このベッドでいくら」ではなく、「回収費用を含めていくら」と考えたほうが良いでしょう。そうすると、思いがけない処分費用に不満を感じることもなく、実質費用を見込んで購入することができます。
不用品回収業者選びには注意しましょう
ベッドの回収費用やサービスの質は、業者によってぜんぜん違うので、回収業者を選ぶ際は十分に注意しましょう。いま不用品回収業者の数はかなり多く、中にはビックリするような高額で引き取ろうとする業者もいます。引越しの時などは、急いで処分したいのがバレバレなので、足元を見られてしまうこともあり得ます。
不用品回収業者を選ぶ時は、当サイトのランキングなどを参考に、くれぐれも評判のいい回収業者を選ぶよう気をつけましょう。