年末などに我が家の大掃除をすると、大量の不用品が出てきます。「さ~て、これだけの物を処分するとなると、いったいいくらかかるのだろう?」と、思わず心配になりますね! そこで今回は、大掃除で出た不用品をお得に処分する【3つのコツ】をお話しましょう。
大掃除で不用品がドサッと出た時は、まとめて不用品回収業者に頼めば、アッという間に片付きます。それが一番手っ取り早い方法なのですが、「少しでも安く済ませたい」「再利用できる物があれば、捨てないでリサイクルしたい」と思うなら、下記のコツを踏まえて処理を進めましょう。
大掃除の場合は引越しと違って、不用品の処分にある程度時間の余裕があるので、まだ使えるものはなるべくリサイクルに回せると良いですね。
大掃除のコツ①まずは不用品を分別する!
まずは、不用品の行き先ごとに、分別することから始めましょう! 大掃除で出た不用品の行き先として候補にあがるのは、主に下記の場所です。
自治体のごみ回収 | 粗大ごみ・燃えるごみ・燃えないごみ・資源ごみなど |
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自治体の家電リサイクル品・パソコンリサイクル品 | 冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、パソコンなど |
リサイクルショップ | 贈答品、未使用の品物、ブランド品、電化製品など |
フリーマーケット | 中古の洋服・書籍・食器・靴・キャラクターグッズなど |
インターネットの買い取りサービス | 書籍、マンガ、CD、ゲームソフトなど |
ネットオークション | 家具、家電、贈答品、その他さまざまな品物 |
不用品回収業者 | 上記で出せない物をほとんど回収OK |
ちなみに、不用品回収業者に全部まかせるとなると、おおよそ軽トラック積み放題が2~3万円台、2トントラック積み放題が6~7万円台です。忙しい人は大荷物でも一気に業者に出してしまった方がスッキリできますが、多少なりとも片付けに時間を割ける人は、「できるだけ不用品を少なくして、軽トラック積み放題で済ませたい!」と思うところですね。
そのためには、業者に出す前にできるだけ大掃除で出た不用品をスリムにしておく必要があります。自治体に出せる「燃えるごみ(可燃ごみ)」や「燃えないごみ(不燃ごみ)」「資源ごみ」は、それぞれポリ袋に入れたりヒモで縛るなどして、回収日に出せる状態にしておきましょう。
燃えるごみ(可燃ごみ)に出せるもの ※埼玉県さいたま市の場合
ごみの分別方法は各自治体によって違いますので、詳しくはホームページで確認しましょう。たとえば埼玉県さいたま市の場合、燃えるごみ(可燃ごみ)に出せるのは生ごみ、ゴム製品、革製品、紙くず、紙おむつ、ビデオ・カセットテープ、貝殻、プラスチック製のバケツ、おもちゃ、てんぷら油、木の枝、板、雑草、落ち葉、使い捨てライターなどです。
燃えないごみ(不燃ごみ)に出せるもの ※埼玉県さいたま市の場合
燃えないごみ(不燃ごみ)も、意外と数多く出すことができます。
食器 | せともの | ガラス類 | なべ |
ヤカンなどの調理器具 | 包丁 | 刃物類 | 乾電池 |
時計 | 袋に入る小型家電製品 | かさ | 電球 |
蛍光灯 | 電気コード | ビニールホース | カセットデッキ |
上記などを、燃えないごみ(不燃ごみ)の日に出すことができます。
資源ごみに出せるもの ※埼玉県さいたま市の場合
資源ごみまでしっかり分別すれば、大掃除で出た不用品はかなりスリムになるかもしれません。
空き缶 | 空き瓶 | ペットボトル | プラスチック容器 |
新聞紙 | 雑誌・チラシ類 | 漫画本 | ダンボール |
紙パック |
上記などを、資源ごみとして出すことができます。
粗大ごみに出せるもの ※埼玉県さいたま市の場合
ガスレンジ | 自転車 | ベット | マットレス |
机 | イス | ソファー | テーブル |
じゅうたん | 布団 | 鏡台 | タンス |
応接セット | 下駄箱 | ストーブ | 電気毛布 |
電気カーペット | 電子レンジ | オーブン | オルガン |
ステレオ | 大型ポリ容器 | スキー | ゴルフクラブ |
上記などです。
ただし、粗大ごみの場合は自治体を利用すれば必ず安いかというと、そうとばかりも言えません。たとえば自転車などは、ものによっては買値をつけて引き取ってくれる専門業者もあります。家具や電化製品も、リサイクルショップで引き取ってもらえる可能性もあります。まずはリサイクルの観点からチェックし、無理な物を粗大ごみに出す方が良いでしょう。
また、粗大ごみを出す場合は一般ごみとは違い、とてつもなく手間と労力がかかる場合があります。腰痛を起こしたり、壁にキズを付けたりする可能性もあるので、トラック内に収まるようであれば不用品回収業者に出した方が賢明かもしれません。
大掃除コツ②再利用できる物はリサイクルに回す
不用品の分別が終わったら、リサイクルできそうな物は、資源活用のためにも極力リサイクルに回すようにしましょう。
街のリサイクルショップに買い取ってもらう
リサイクルというとまず思い浮かぶのが、街にあるリサイクルショップです。家具から電化製品・贈答品まで、さまざま品物を買い取ってくれます。ただし、たとえば電化製品などは製造から5年以内など、引取りのハードルはかなり高いと思った方が良いでしょう。
フリーマーケットに出品する
「大切に使ってきた物を捨てるのはもったいない」という思いを持つ人は、自治体などで主催するフリーマーケットに出店しても良いでしょう。それなりに大変さもありますが、大掃除で出た不用品を通じて地域の人と交流できるなど、フリマならではの充実感を味わうこともできます。
インターネットの買い取りサービスを利用する
書籍やマンガ、CD、ゲームソフトなどは、インターネットの買い取りサービスがお勧めです。買い取り業者によっては、ネットで予約をすると、宅配業者が品物を取りに来てくれるところもあります。荷物を送ると、後日買い取り額を知らせるメールが入り、値が付かない場合も無料で処分してくれます。
ネットオークションに出品する
たとえば「未使用のブランド食器を売りたい」という場合、食器の写真を見栄え良く撮ってネットオークションのサイトに掲載し、売値や配送方法などを記載して希望者を待ちます。希望者が出れば落札し、配送などの手配をします。フリーマーケットと違い、全国ネットで希望者を募れる利点があります。
リサイクル法で指定された品物はどうする?
ここで問題なのが、冷蔵庫や洗濯機、パソコンなど、「家電リサイクル法」「パソコンリサイクル法」で指定された品物の処分です。
たしかにリサイクルはしてくれるのですが、「自治体だから安い」と思っていると、冷蔵庫などは送料を含めて1万円以上の出費になることがあるので、ここは慎重にチェックをしましょう。数点の不用品を出す場合は、回収業者の軽トラック積み放題の方がお得かもしれません!
大掃除のコツ③そして残ったものは、不用品回収業者に
「不用品回収業者はお金をボラれる」「どんな人が来るかわからない」と未だに思っている人もいるのですが、それはひと昔もふた昔も前の話。今は国をあげて粗大ごみ対策にのりだし、自治体の回収だけでなく不用品回収業者の積極的な活用を促しているため、業者のサービスもどんどん向上しています。当サイトでいい業者をピックアップし、お得にスムーズに大掃除で出た不用品を回収してもらいましょう。
軽トラック積み放題はかなりお得!
当サイトのランキングで上位に上っている業者の多くは、「軽トラック積み放題」で2~3万円台というお得な金額で、特別な物を除いたほぼすべての大掃除で出た不用品を回収してもらうことができます。
たとえば、前述した洗濯機、冷蔵庫、パソコンなどのリサイクル品も、この積み放題を利用すればあっという間に処分することができるのです。もし「いらなくなった冷蔵庫と自転車、家具、自治体で回収してくれない庭石などを回収してほしい」というような、自分で処分すると手間も経費もかかりそうな物を数点処分する人は、間違いなく軽トラック積み放題のプランを利用した方がいいでしょう。
部屋の中まで取りに来てくれるのは、予想以上に楽チン
自治体の粗大ごみ回収に出す場合は、屋外に荷物を運び出さなければならないため、男性2人でやっと運べる物も少なくありません。ましてや2階から下ろすとなると、壁の傷や腰痛の原因にもなり得ます。その点、不用品回収業者ならプロのスタッフが部屋まで取りに来て、安全に丁寧に運び出してくれます。
電話1本で、スピーディーに回収してもらえる
回収業者のトラックは常に地域の周辺を回っている場合が多く、繁忙期以外は電話を入れると、その日のうちに回収してくれることもあるでしょう。「指定日が数日後」という自治体回収に比べると、だんぜんスピーディーですね。
ものによっては、買い取ってもらえることもある
回収業者によっては、少しでもお客様に喜んでもらえるよう、大掃除で出た不用品をリサイクルできるルートを持っているところもあります。その場合は、買値を回収料金から差し引くことで、若干でも料金を安く抑えることができます。
そういう意味では、処分にかける手間隙を考えると、最初から回収業者に不要品を丸投げしてしまうのもアリかもしれませんね!