ごみの不法投棄が大問題! そのための対策とは?

いま、ごみの不法投棄が社会的な大問題となっています!捨てられているのは、処分にお金がかかる家電製品や粗大ごみ・産業廃棄物などの大物。そして捨てているのは、一般人から回収業者までさまざまです。いったいどうしたら、不法投棄をなくすことができるのでしょうか?

不法投棄

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地球環境を乱し、生態系を壊す「不法投棄」の脅威

不法投棄業者

高度成長期に日本でさんざん問題になっていたのは、タバコの吸い殻や紙くずなどのポイ捨てでした。街のあちこちにごみが散乱し、社会問題となっていましたが、政府や自治体・マスコミの呼びかけで国民のマナーもグッと向上。今では嘘のように、きれいな街並みになりました。

「いよいよこれで、“ごみ大国日本”の汚名も返上か?」と思いきや、今度はもっとビッグなごみ問題がクローズアップされてしまったのです!その名も怪しき「不法投棄」。粗大ごみから家電製品・産業廃棄物まで、処分にお金のかかるあらゆるごみが空き地や山中などに投げ捨てられています。

環境省の発表によると、2013年度末の不法投棄残存量は1,701.7万トン。これだけの量のごみが日本のあちこちに散乱していると思うと、思わずゾッとしますね。

富士山の五合目以下はごみだらけ

あの霊峰・富士山の五合目以下が、なんと不法投棄のおかげでごみだらけになっています。五合目までは車で行くことができるため、大量の廃棄物を持ち込むことができ、広大な富士山の裾野は家電製品やタイヤ・産廃物などの格好の捨て場所となってしまっているのです。もはや富士山は、ごみのせいで世界遺産抹消の危機にすら立たされています。

「それなら取り締まればいいのでは?」というのは正論なのですが、まさかいたる所にある富士山への登り口すべてに、見張りをおくわけにもいかないでしょう。当然ながら富士山の景観は乱れ、地下水や土壌などの環境を汚染し続けています。このままの状態が続けば、世界遺産を取り消されるだけでなく、富士山周辺の生態系をも破壊しかねない事態です。

高度経済成長期の吸い殻や紙くずのポイ捨てなんて、これに比べたら米粒ほどの小さな犯罪かもしれませんね。地球環境を乱し、自然の生態系をも脅かす大問題である不法投棄を、いったいどうしたら無くすことができるのでしょうか?

不法投棄を厳しく監視する、国や地方自治体

監視カメラ

ごみゼロの日から1週間を、不法投棄監視ウィークに

こうした由々しき事態に対して、環境省では5月30日(ごみゼロの日)から6月5日(環境の日)までを、「全国ごみ不法投棄監視ウィーク」と設定しました。ウィーク期間には、国や都道府県・市民などが一斉に連携して、監視活動や清掃活動・陸海空パトロールを行っています。

“産廃スクラム”を組んで、不法投棄防止に取り組む

富士山を囲む山梨県・静岡県・神奈川県の三県では、不法投棄を防止するために知事が一堂に会する「三県サミット」を毎年実施して、お互いに強い絆を結んでいます。「富士箱根伊豆交流圏構想」のもとに、三県が手と手を取り合って、何とか美しい自然環境を守ろうと努力しているのです。

また、関東甲信越を中心とした21都県と全国の政令市も、「産廃スクラム」と呼ばれる連絡協議会を設定。合同で路上調査を行うなど、連携して監視をしています。

産廃Gメンや監視員が、地域を厳しく監視

各自治体でも、不法投棄の撲滅に向けてさまざまな取り組みを行っています。たとえば富士山を含める山林への投棄問題をかかえる山梨県では、不法投棄対策に対する専門的知識を持った「産廃Gメン」と呼ばれる調査員を配置。監視パトロールを行い、廃棄物対策連絡協議会や県警とも連携して、県下一斉の合同パトロールやヘリコプターによるスカイパトロールを実施しています。

また日常生活の中でも、ボランティアとして不法投棄の通報を行う「不法投棄監視協力員」を設けています。通勤や散歩・ドライブ・農作業のなどの際に、協力員の人が不審車両や不法投棄を見かけたら、すぐに通報するというシステムです。産廃などのごみを大胆にポイ捨てする悪徳業者がいるおかげで、これだけの人たちが膨大な時間をかけて、働かなければならないのですね。

まずは皆が、不法業者を排除することが大切!

まずは悪徳業者に、絶対にごみを渡さないこと

ある意味、こうした悪徳業者を生んでしまっているのは、そうとは知らずにごみを渡してしまっている私たち自身にもあるのかもしれません。ごみの不法投棄は、懲役5年もしくは1,000万円以下の罰金、業者の場合は最大3億円の罰金が課される、れっきとした犯罪です。私たちも国や自治体の対策をただ待っているだけではなく、「不法業者には絶対にごみの処分を頼まない!」という強い意志を持つことが大切でしょう。

たとえば、一般家庭のポストに「粗大ごみを無料で回収します」と、いかにも魅力的なフレーズでチラシを入れてくる業者には要注意です。ネット上で「不用品高価買取」などと広告を出している場合も、不法の臭いがプンプン。ある日突然家に訪ねてきたり、大音量のスピーカーで「不用品を回収します」と呼びかけている業者などはもう、ほとんど不法業者の可能性が大です。

不用品を処分する時は、回収業者比較サイトを参考に

不用品回収業者を選ぶ時は、くれぐれもご注意を!当サイトのランキングなどを参考に、良心的な業者を選ぶようにしましょう。もしも悪徳業者に任せてしまい、自分のパソコンが不法投棄されているのが見つかると、自分自身までとばっちりを受ける可能性もあるのです。

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