「部屋をきれいにするといっても、どこをどうやって片付けたらいいのかわからない」という人にお勧めしたい、3冊のベストセラーをご紹介しましょう!あなたの気持ちに一番近い1冊をチョイスして、片付けの参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
「片付けられない女のための こんどこそ!片づける技術」池田 暁子/文藝春秋
イラストURL:http://www.irasutoya.com/2013/05/blog-post_758.html
片付けられない人の気持ちを、本当に理解してもらえる一冊
「片付けられない人の気持ちは、片付けられなかった人にしかわからない」、そのことを心から実感させてくれるのが、池田 暁子さんの著書「片づけられない女のための こんどこそ!片付ける技術」です。
「きれいな部屋で暮らしたいけれど、今までどんな本を読んでも結局はできなかった。ずっとごみ屋敷のような部屋にいるのに、きれいな状態を保てる自信なんてない!」そんな人に、本書は希望の光を与えてくれます。なぜなら、池田さん自身が5年間も汚部屋に暮らし、そして見事に負のスパイラルから抜け出すことができたからです。
ごみ屋敷のような部屋にいても大丈夫!必ず乗り越えられる
イラストレーターの仕事をする池田さんは、6年前から26㎡の2Kアパートにひとり暮らし。仕事場も兼ねたその部屋は、親兄弟にも見せられないような汚さだったそうです。片付けマニュアルを読んで、「よし、明日からやってみるか」と思っても、やっぱり相変わらず汚部屋に居続ける毎日。床の7~8割は常に物で覆われ、埋もれた掃除機を出すのも面倒なほどだったとか。
そんな池田さんのもとに、なんとある日、彼氏が突然訪ねてきてしまいます。絶対に見られたくなかった部屋を知られてしまった池田さんは、天地を揺るがすほどに発奮! 自分流の片付け法を開拓し、見事に汚部屋から脱出したのです。しかもきれいな部屋を、今もキープし続けているというから、ものすごい説得力です。
たとえごみ屋敷のような部屋に住んでいても、絶対に乗り越えられる!そんな勇気と希望を、ユーモラスな文章と漫画で綴るコミックエッセイです。まずは「片付いていたはずが、以前より散らかる」というレベルを脱出するところから始められるので、片付けビギナーにはぴったり!変なプレッシャーもかからず、断捨離できずに悩むこともなく、少しずつきれいな部屋に変わっていくことができるでしょう。
「毎日がときめく片付けの魔法」近藤 麻理恵/サンマーク出版
片付け本のミリオンセラー作家、近藤さんの近著
「汚部屋というほどではないけれど、部屋が散らかっているのが気になる。自分らしく、楽しく片付けられる方法が知りたい」と思っている人には、近藤 麻理恵さんの著書「毎日がときめく片付けの魔法」をお勧めします。「人生がときめく片付けの魔法」を出版して大きな話題を呼び、ミリオンセラーとなった近藤さんの近著です。
「ときめくか、ときめかないか」を処分する判断基準にするという、まったく新しい片付け法を提案した近藤さん。片付けることは“祭り”と呼んで、これからお別れする物たちに敬意を払い、きれいな服装できちっとサヨナラをするというのも独特です。
捨てられない物たちとスッキリ別れられる「片付け祭り」
そもそも家が散らかってしまうのは、“どうしても物と別れられない気持ち”が大きく影響しています。卒業式に出ることで学生時代の思い出にひと区切りができるように、“片付け祭り”を行うことで、捨てられなかった物たちへの思いにもひと区切りができるのかもしれません。
本書では、その片付け祭りの具体的な手順や、洋服のたたみ方なども詳しく掲載しています。今まさに「片付けたい!」「どうやって片付けたらいい?」と具体的なハウツーを求めている人には、とても役立つ1冊となるでしょう。
「ミセス美香の美的ハウスキーピング」中村 美香/KADOKAWA/メディアファクトリー
よくあるマンションの間取りを例に、わかりやすく説明
「この本を読んだら、ホテルライクな生活も夢ではないのでは?」と思わせてくれるのが、中村 美香さんの著書「ミセス美香の美的ハウスキーピング」。大人気のハウスキーピングサロンを主宰している中村さんが、片付け方からその後の整理整頓の仕方まで、具体的にわかりやすく教えてくれます。
良くある間取りのマンションに住む4人家族を例に説明しているので、「うちに当てはまる」という人も多いかもしれません。もしもそっくりの間取りなら、丸ごと真似してみると効果絶大ですね。
“開けたときも美しい収納”が、家事を楽しくする
「家事は毎日のことだから、少しでも楽に、楽しい気分でできたら」というのが、中村さんのコンセプト。外から見える部分だけでなく、開けたところも美しい収納というのが、大きなポイントです。また、お掃除に手間がかからないことも大切に考え、家事時間の効率化にもさまざまなアイデアを投げかけています。
「水回りはパブリックスペース」「キッチンはコクピット」と、それぞれの居住空間をイメージ豊かに表現し、より快適に楽しく暮らせるハウスキーピングを提案している1冊です。