脱衣室と洗面所・洗濯機置き場は同じスペースにあることが多いので、脱衣室を「洗濯」「洗顔」「入浴」が快適に行えるスペースにすることで、毎日の暮らしがグッと豊かになります。では、どんな風にして工夫したら、便利でリッチな雰囲気の脱衣室になるのでしょうか?
この記事の目次
洗濯機の上をどう使うかが、脱衣所収納の大きなポイント
まずは「どんなイメージの脱衣室にしたいか」を決める
洗濯機の上は、脱衣所の中で最も有効に使える収納スペースのひとつです。収納の方法を考える前に、まずは「どんな雰囲気の脱衣室にしたいか」を決めましょう。カントリー調のほのぼのとした雰囲気にしたいのか、シンプルでスッキリした感じにしたいのか、はたまた落ち着いた大人のイメージにしたいのか。
シンプルにまとめるなら、「洗濯機用のラック」を活用
いちばんオーソドックスなスタイルですが、簡単で機能的に収納できるのが、「洗濯機用のラック」を取り付ける方法です。通常3段ほどの棚が付いているので、そこに洗剤やタオルなどを置きます。洗濯機用のラック以外に、「スチール棚」などを活用しても良いでしょう。
そのまま置くと生活感が出過ぎるので、木製のカゴや、白いファイルボックスなどに入れて収納するのがベスト。100均などでも売っているファイルボックスは、ハンガーや布団ばさみ・洗濯用ネットなどを収納するのにも最適です。
「天然木の棚」を作って、カントリー調の脱衣室に仕上げる
カントリー調の脱衣室にしたいなら、DIYで「天面木の棚」を作るのも素敵です。棚には木のカゴや箱を乗せ、その中に洗濯用洗剤や柔軟剤・タオルなど、必要なものを入れましょう。ティッシュケースを置くときも、できれば木のティッシュケースを使いましょう。できるだけ同じ色の木を選ぶと、落ち着いたイメージになります。
洗濯機を脱衣室の角に置いている場合は、洗濯機の上だけでなく横の壁面も利用しましょう。フタを開けるときにじゃまにならない位置に、「アイアンバー付き木製ラック」を取り付けてはどうでしょうか?木製ラックの上にはタオルなどを置き、使用中のタオルをバーにかけることができます。アイアンバー付きのラックは、100均でも格安で手に入ります。
モノトーンでまとめ、大人のイメージを演出
脱衣所のイメージといえば白ですが、この「白」と「黒」を基調としてモノトーンでまとめ、大人のイメージを演出する方法もあります。
たとえば洗濯機の上のスペースに白い棚を設置し、洗剤などもすべて白か黒の容器に詰め替え、かごも白か黒、バスタオルも白とグレーのストライブなど、徹底してモノトーンにこだわります。さらに、横の壁に英文字の入ったモノトーンのプレートなどを飾ると、お店のようなおしゃれな雰囲気を演出できます。
洗濯機と洗面所の間にわずかな隙間があったら?
タオル掛けを使わないときに、隙間にしまっておく
洗面所の真横に洗濯を置いているお宅も、多いことでしょう。その際に、「棚を置くほどでもないけれど、少しだけ隙間がある」という場合は、タオル掛けの収納スペースにしてしまいましょう。
タオル掛けは、使用中のバスタオルやバスマットを掛けるのにとても便利なのですが、バスルームを使わないときは何となくうっとうしい存在でもあります。そんなときに、洗濯機と洗面所の隙間にしまっておくと、脱衣所がスッキリします。
やっぱり便利な突っ張り棒。脱衣所でも大活躍!
使い方しだいで、どこでも収納スペースになる
「収納といえば突っ張り棒」というくらい、収納のお助けグッズとして頻繁に登場する突っ張り棒ですが、ここ脱衣所でも突っ張り棒は大活躍します!
脱衣室内のどこかに、突っ張り棒が使えるような空きスペースはありませんか?たとえば窓際があれば、その上の空間などは空いていいないでしょうか?ちょっとした空間があれば、2本の突っ張り棒を並べて取り付けて板を置き、棚を作ることができます。そこに白いファイルボックスなど、目立たない収納グッズをならべると、かなりの収納力になります。普段あまり使わないけれど、たまに必要になるものなどは、洗面所の下に収納するよりもここに置いた方がゆとりができるでしょう。
ほかにも、浴室に入る手前の壁に突っ張り棒をつけてタオル掛けに使ったり、洗濯機の上に2本の突っ張り棒をつけて板を置き、棚として使うこともできます。壁に突っ張り棒をつけて、植物をかけてもおしゃれですね。
ただし、突っ張り棒を選ぶときは“耐荷重量”に要注意!洗剤などを大量に置くとかなり重くなるので、重さ制限には十分注意し、落下しないように設置しましょう。
わずかなスペースを収納に活用できる「隙間ラック」
引き出し4段・棚3段ほどの収納が一気に増える!
洗面所のどこかに30㎝ほどの隙間があれば、「隙間ラック」を使うことでかなり収納力がアップします。たとえば高さ180㎝・奥行45㎝・幅30㎝ほどの隙間ラックを設置すると、引き出し4段・棚3段ほどの収納が一気に増えます。
これだけの収納ができると洗面所の下もゴチャゴチャせず、使いたいものをサッと取り出して使うことができるので、洗濯・洗顔・入浴がより快適になるでしょう。